SBI証券で銘柄注目度・販売ランキング共に1位(2021年6月時点)で個人投資家を中心に非常に注目度の高く評判になっている「SBI・V・S&P500インデックス・ファンド」について詳細を見ていきたいと思います。
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【Vシリーズ】SBI・V・S&P500インデックス・ファンド基本情報
項目 | 詳細 |
運用方針 | 「バンガード・S&P500ETF」を通してS&P500指数に連動(円換算ベース) |
ベンチマーク | S&P500株価指数(円換算ベース) |
信託報酬 /年 | 0.0938%程度(税込) |
信託財産留保額 | なし |
解約手数料 | なし(税込) |
設定日 | 2019/09/26 |
償還日 | 無期限 |
委託会社名 | SBIアセットマネジメント |
「バンガード・S&P500ETF」を通してS&P500指数(円換算ベース)に連動することをベンチマークとした投資信託となります。S&P500への投資というのは最近のFIREや米国株への投資(ETF等)である種王道の投資手法として語られることが多いため、登場して2年ほどですが、SBI証券で積立設定金額(月間)で1位を取るなど早くも人気を集めています。
(ご参考)S&P500とは?
S&P500とは、S&Pダウ・ジョーンズ。LCCが公表しているアメリカの代表的な株価指数の一つです。NY証券取引所やナスダックなどに上場しているアメリカを代表する企業のうち500銘柄を選別しその対象群の時価総額を指数化したものです。
(ご参考)SBI・V・S&P500インデックス・ファンドに類似する投資信託
運営会社 | ファンド名 |
三菱UFJ国際投信 | eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) |
大和アセットマネジメント | iFree S&P500 |
【Vシリーズ】SBI・V・S&P500インデックス・ファンド組入銘柄(2021年4月時点)
順位 | 銘柄名 | ティッカー | 比率 |
1位 | アップル | AAPL | 5.87% |
2位 | マイクロソフト | MSFT | 5.38% |
3位 | アマゾン・ドット・コム | AMZN | 4.20% |
4位 | アルファベット | GOOG | 3.97% |
5位 | フェイスブック | FB | 2.21% |
6位 | テスラ | TSLA | 1.54% |
7位 | バークシャー ハサウェイ | BRK-A | 1.48% |
8位 | JPモルガン・チェース・アンド・カンパニー | JPM | 1.33% |
9位 | ジョンソン&ジョンソン | JNJ | 1.21% |
10位 | ビザ | V | 1.11% |
組入銘柄上位10位までの顔ぶれを見てもS&P500に連動するだけあって比較的妥当な銘柄が並んでおります。
【Vシリーズ】SBI・V・S&P500インデックス・ファンド個人的評価
「SBI・V・S&P500インデックス・ファンド」の中身を見ると、三菱UFJ国際投信が運営する「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」を強く意識した投資信託と言えます。
当然インデックスに連動しているファンドですので両社の組入銘柄の差分はほとんどありませんが、eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の方が一部の銘柄のクラスA/B/Cなど銘柄の種別について詳しく記載があります。
開始が早いこともありeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の方が月次の流入金額も純資産も2021年6月末時点では多いですが、SBIも猛追しております。信託報酬の差もほぼないので正直どちらでもいいかなというのが私個人の見解です。
SBI系ということでSBIが企業から委託を受けている401kなどで同シリーズが出ると優位性があるのではないでしょうか。今後の動向に注目したいと思います。