そーせい(4565)が連日、賑わっています。個人投資家が多いマザーズで時価総額上位ですし、売買代金でも上位ですから当然ですが、日本初のメガファーマ化への期待などもあるかもしれません。
創業者の田村氏からすれば、「まだ何も成し遂げていない」状態かもしれませんが、いい機会ですので売上と営業損益の推移をまとめてみました。
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そーせい 売上推移・営業損益推移
上場して12年近くになります。改めて思うのは創薬って大変なんだなと。そーせいですら数十億の赤字や売上が全く立たない期間が10年続いたと考えると、他のバイオベンチャーなどが資金調達のためにIR芸に走るのも無理はないのかなと。
そーせいは上場来安値の91円から現在200倍以上になっていますが、業績を見ると91円というのもある程度妥当であると考えますし、ここ数年株価が上がっている点も、薬の上市やそのファンダからも妥当性があると考えます。
特に顕著なのはここ1〜2年ですね。薬を上市させた”実績”とブロックバスターへの期待。Heptaresの買収。
ロイヤリティのキャッシュフローを次のパイプラインに突っ込む姿勢とパイプラインの市場規模の大きさ、HeptaresのStaR技術の優位性などにより、次々決まる大口契約・・・これらが総合的に評価されているのが今の現状でしょう。
まだ、契約が決まっただけでパイプラインがどう進捗するかは不透明ですが、期待しましょう。
img via そーせい IR
[4565]そーせい 20年チャート(2016/4/10)
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