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伝説の個人投資家cis氏の資産推移と投資手法を考察

伝説の個人投資家cis氏の資産推移と投資手法を考察

ここがポイント

  • cisさんの著書を読み返したらまた気づきがあった
  • あらゆる個人投資家に刺さる名言の数々
  • こんな相場だからこそ、考え方を取り入れたい

こんにちわ。こんばんわ。ジョン246(@100man1oku)です。

伝説の個人投資家であるcisさんについて、久々に著書を読み返しました。この相場に乗れていない人もいると思うので、一度立ち止まって考えるのにも良いかと思いまして、今更ながらまとめてみました。

cis(しす)氏の経歴

1979年3月生まれ東京都板橋区出身。法政大学卒業。2000年夏に21歳の若さ300万円で株式投資開始。凄腕個人投資家として「笑っていいとも!」への出演経験もある。ツイッターのフォロワー数は41万を超える<2020年5月末時点>(twitter

ゲーマー・ギャンブラーを自称し、パチンコや麻雀もやられていたようで、麻雀はツイートなどからも続けれらているようです。秋葉原に「カジノクエスト」というお店を経営されております。

昔はインタビューの中で「目標は70歳1兆円」とされていましたが、著書の中では引退についても触れるなど、日々心境の変化があるのだろうなと推察します。

初の著書を記念したイベント「cisトーク」は当然ながら個人投資家により満員御礼。

cis氏の投資手法・哲学を考察する

長期投資は行わず、主にデイトレード〜スイングトレードが基本手法で、基本は順張り派(※)を公言されています。またご本人が述べられていますが、「ライブドアショック時に5億円負けた」とされているなど短いスパンで見ると負けていることもあり100戦100勝というわけではないようです。あくまでトータルで勝つことを標榜されています。

※私個人の意見も含みますが、「あれ?この投資は逆張りじゃない?」と思っても後から見ると結果的に順張りだったりするので凡人と見えている景色は違うかもしれません。

【cis氏の投資手法】上がっている株を買い、下がっている株は買わない

上がっている株を買う。下がっている株は買わない。買った株が下がったら売る。
(引用:一人で日経平均を動かせる男の投資哲学

めちゃくちゃシンプルな表現で拍子抜けさえしてしまいますが、シンプルに上がっている事実を重要視して買うということをされているようです。基本的にはマーケットの荒波に逆らわないということですが、誰でもできそうに見えますが、マーケットは要人の一言で変化したりしますので、凡人がcisさんレベルまでマーケットを読むというのは難しいかもしれません。

cisさんの他の投資家との差として「マーケットの潮目を読む力が抜群に優れている」と言うことが言えるでしょう。

具体的な手法で面白いのが、「勝手な予想はせずに上がったものは上がっているうちは持っておき、2度目の押し目で売る」ことが多いようです。

【cis氏の投資手法】勝率ではなくトータルの損益で勝つ

大事なのは勝率ではなくトータルの損益。
(引用:一人で日経平均を動かせる男の投資哲学

cisさんほどの投資家でも「明日は勝つか負けるかわからない」(cisトークでのコメント)と発言をされております。ちなみに著書では勝率30%位と発言されています。

株式投資というゲームは勝率100%と言うのは成立しないという本質が見えてきます。100%勝つことができないゲームだからこそ、トータルで勝つを重要視されているようです。つまり大きく勝てるときは大きく勝つと言うことです。

実際にツイッターで公表されている通り、勝つときは大きく勝たれています。

もう数億円くらい儲けが少ないタイミングでも利益確定はできた値動き(時間はあった)でしたが大きく勝てることを見越されて引っ張ったことが要因と言えます。著書でも「目先の利益確定に走らない」とコメントされていますが、まさにそれを実行した形です。(しかしその後も更に引っ張って12億円位の利益確定になったようです。これも結果としてはマイナスに作用していますが、「大きく勝つ」と言うスタイルをまさに有言実行したと言えます。)

また、この勝機を見逃さす資金量も100億円超の大きな資金投下したと言うことも勝因と言えるでしょう。

【cis氏の投資手法】大怪我をしない

重要なのは、損をしないことではなく、大きな損をしないこと。大ケガだけはしないようにする、と言う方針で僕は今の資産を築いた。
(引用:一人で日経平均を動かせる男の投資哲学

cisさんは著書で勝率は30%(24時間以内の短期だけで言えば60%)位と言われており、投資機会の全てで勝ち続けた訳ではありません。失敗は当然あると言う考え方で、失敗してもその時に深傷を負わないと言うことを重要視されているようです。

人間の心理として、損切りできない(損を認められない、認めたくない気持ち)が敗北に繋がっていると分析されているようです。

【cis氏の投資手法】大きく儲けるには「人の恐怖=チャンス」

大きく儲けるというのは、人間の感情が大きく揺さぶられるとき。
(引用:一人で日経平均を動かせる男の投資哲学

cis氏は著書の中で、繰り返し”メンタル”について述べています。相場では人間感情がマイナスに働くことが多いからです。

リーマンショックや記憶に新しいコロナショックのように、多くの人が冷静に判断ができない局面では、「このまま無限に落ちていくのでは・・・」と群集心理が働くこともあり恐怖が助長され、逆に大きく儲けるチャンスになっているとのことです。

つまり、大きく儲けるには人間としての本能を制御する必要があると言えます。

【cis氏の投資手法】投資で最も大事なことは効率

相場をやっている限り、持っているお金の量が力になる。投資家でうまくいっている人ほど、投資以外のお金の使い方は守備寄り。(中略)タネ銭をなくしたら大きい勝負はできなくなり、大きな勝ち方もできなくなる。僕自身は大きく勝てる勝負を見つけて、できる限り全財産に近い金額をぶっこむのが一番効率がいいと思っている。
(引用:一人で日経平均を動かせる男の投資哲学

投資家の戦闘力=タネ銭のの大きさと言うご意見です。これは効率よく勝てる勝負を選ぶためにタネ銭が必要という考え方に基づいていると思われます。実際に彼の投資行為を見ても、この発言に忠実なので強く意識を持たれている部分だと思います。

cis氏の資産推移

金額成長率
2000年104万円※300万で開始
2001年800万円前年比+769%
2002年300万円前年比-63%
2003年6,000万円前年比+2,000%
2004年
※この年から専業投資家に転身
3億円前年比+500%
2005年30億円前年比+1,000%
2006年42億円前年比+40%
2007年50億円前年比+19%
2010年100億円2007年比+200%
2013年120億円2010年比+20%
2014年160億円前年比+33%
2015年200億円前年比+25%
2018年260億円前年比+30%
2020年230億円前年比-16%

cis氏の資産推移表です。ソースは各媒体で掲載のインタビューやtwitterのプロフィール欄からですので断片的ではあります。3億円の資産規模になった2004年から専業投資家として活躍されております。2005年にはあの有名なジェイコム事件で6億円近い勝ちを得たそうです。

300万円の元手で投資を始め、現在の手法に行き着くまでに一番少ないタイミングで104万円まで資産を減らしたそうです(累計1,000万近い負け)

ただ、その後は勝ちパターンを見つけたようで、年単位ではほぼ負けておらず、大きく勝てるタイミングで大きく取っていることが分かります。

cis(しす)氏から学べることまとめ

・cis氏ほどの腕でも年単位で大きく増える年とそうでない年がある
・大きく増やせるタイミングでしっかり増やす
・効率の良い勝負を見つける、見つけたら大きなお金を投下する
・トータルで勝つ

cisさんはこれまでの発言や著書からも「期待値」を念頭において行動される印象です。やはり著書は繰り返し読める名著ですのでまだ持っていな方は絶版になってしまう前に是非。