リクルートが2014年に子会社化したIndeed(インディード)の売上推移を見て見ました。売上の成長が凄すぎます。今後のリクルートの海外戦略の中心を担うのは間違いなく、既に大きなウェイトを占めるまでになってきました。
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Indeed(インディード)とは?売上・営業利益は?
結論から先に。Indeedの売上推移(厳密にはリクルートの中でIndeedが所属するセグメント)は上の画像の通りです。この規模でこの売上の伸びは凄すぎますね・・・この規模で成長する事業というのは中々お目にかかれません。
なお、この数字は各年度のIR資料より当方作成。海外求人事業の数字を参照。いずれも日本の通貨ベースとなりますので現地通貨ベースだと今期は60%超の成長になるようです。
インディードのビジネスモデルは「アグリケーションモデル」
IndeedはよくGoogleに例えられます。求人情報をアグリケーションモデルで色々な求人企業から収集し、ユーザーに表示します。ユーザーは様々な求人サイトを探し回る必要はなく、Indeed上で複数のサイトの求人情報を閲覧できますので、Indeedだけで完結します。
ユニークユーザー(UU)数は約2億人と強力な集客力とトラフィックが媒体の価値を高め、更に求人情報や広告を集めるという好循環になっていると想像できます。
(参考)日本でアグリケーションモデルで事業を展開する会社
【img via ネクスト 2017年度 第2四半期決算説明会資料】
2015年にTrovitを買収したHome’sでお馴染みのライフル(旧ネクスト)や、元リクルートの平尾氏が代表を務めるじげんが、日本では有名どころでしょうか。どちらも求人領域を手がけておりますので、最近日本でもCMを始めたIndeedは直接の競合と言えるでしょう。
リクルートの売上・営業利益等の業績を海外事業が牽引
後日リライトしようと思いますが、リクルートは海外の派遣事業の買収を進めておりますが、それを考慮しても海外の伸びは顕著。成長著しいIndeedが海外事業を牽引しているのは間違いないでしょう。上場以来順調に成長しているリクルートは海外も更に伸ばす計画のようですので引き続き注目です。
リクルートホールディングス売上推移
【売上】単位:百万円
2014年3月期(平成26年) 1,191,567
2015年3月期(平成27年) 1,299,930
2016年3月期(平成28年) 1,588,623
2017年3月期(平成29年) 1,941,922
2018年3月期(平成30年) 2,173,385
【営業利益】単位:百万円
2014年3月期(平成26年) 117,438
2015年3月期(平成27年) 122,499
2016年3月期(平成28年) 114,032
2017年3月期(平成29年) 193,513
2018年3月期(平成30年) 191,794
【純利益】単位:百万円
2014年3月期(平成26年) 65,421
2015年3月期(平成27年) 69,702
2016年3月期(平成28年) 64,535
2017年3月期(平成29年) 136,654
2018年3月期(平成30年) 151,667
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