年収別で考える資産運用・株式投資

年収別で考える資産運用・株式投資(おすすめの対処法)

ここがポイント

  • 年収別に資産2,000万円へのシミュレーション
  • 資産2,000万円への実現性を徹底考察
  • 実際に経験した年収から考察しているのでリアル

こんにちわ。こんばんわ。ジョン246(@100man1oku)です。

資産形成に向けて、年収別にどのような資産運用が可能なのか、どれぐらい投資に資金を振り向けられるのかを考えていきます。

私自身、今回シミュレーションした全ての年収を経験(妻の年収も含みます)しておりますので、その時の経験をベースに各年収別のモデルケースを作り、資産2,000万円を目標にシミュレーションしてみました。

免責事項
あくまで、ツールを用いた試算となりますので、資産形成の成功を約束するものではなく、投資勧誘を目的としたものでもありません。当ブログをご利用になったことで生じたいかなる損失・損害については、当方では責任を負うものではありません。予めご了承ください。

当たり前ですが、給与が高い方が確度や上がりますので、ある程度年収を得るというのは必要なだと感じます。

なお、単身者のケースで試算しておりますのでお子さんがいる場合は1人につき実際の年収の1つ下の年収例を参考に見ていただければと思います。(子供にかかるお金を100万円と仮定)

タップできる目次

【年収別の資産運用・株式投資】年収200万の資産運用

年収別で考える資産運用・株式投資(おすすめの対処法)_年収200万円2
年収200万円で資産運用を考えてみたのですが、正直かなり苦しい運用計画になります。やはり最初の資金の壁が大きいように思います。

  1. まとまった資金を作る(節約)
  2. 積み立て投資などで小額の投資で始める(続ける)

かなり厳しいですが、サンプルデータを元に見ていきます。

(参考)年収200万円の手取りと所得税・住民税(目安)

年収200万円の手取り年収 165~225万円
年収200万円の所得税 約4万円
年収200万円の住民税 約9万円
年収200万円の毎月の手取り 14~19万円

年収200万円の場合、多少の前後はありますが手取り年収は165~225万ぐらいで月の手取りは約14~19万円前後になります。200万円前半と200万円後半では、同じ200万円台の中でもかなり景色が変わります。

私が大学生の時にこの年収だったのですが、家賃等で家計の自己負担があると正直生活に手一杯だと思います。

既存の貯金の有無によっても差分はあるでしょうが、多くの金額を毎月拠出するというのが難しい年収です。思い切って、転職による収入アップも検討に入れた方がいいかも知れません。

◆年収240万から億稼ぐようになったmotoさんの書籍

(参考)年収200万円の家計・家賃等のサンプル

項目 金額
給与収入 17万円
家賃 △4.5万円
水道光熱費・通信費 △1.5万円
食費・雑費 △4.5万円
残額 6~7万円

では、実際の家計(サンプル)を元に、どう立ち回るか考えていきたいと思います。

年収200万で手取りは約17万円。生活費を抑えるしか方法がないと思いますので、毎月の生活費を10万円程度で抑えられた場合、希望的な観測になるかも知れませんが、月に6~7万円程度の貯金・投資余力があります。1円でも多くの余剰資金を生み出すことが重要です。

上記では月6~7万円で年間で約70万円の資金が拠出できる想定でおりますが、現実的には50万円作れれば良い方だと思いますので、なんとか50万円を作ることを目標にして見ます。

(参考)年収200万円の資産形成モデルケース

年収別で考える資産運用・株式投資(おすすめの対処法)_年収200万円1
※画像クリックで拡大(引用元:2000万円貯めるシミュレーション

先ほどの、家計簿を元に現実的な範囲でシミュレーションしてみました。

【試算前提】
現状資産:0円
目標資産:2,000万円
想定年利:2%
運用期間:33年
→毎月3万円の拠出で到達

この条件の場合、毎月約3万円を投資に振り向けることで33年で2,000万円の資産を形成することができます。この年収の場合、毎月3万円も楽な水準ではないですが、これぐらい拠出しても30年以上かかってしまうというのがポイントです。

年収200万円の資産運用・資産形成まとめ

年収200万円の方は”まず50万円を作る”がポイントのように思います。理想を言えば100万円以上欲しいですが、やはり試算しても、この年収帯ですと時間がかかってしまうのもデメリットです。せめて300万もしくは400万を目指して欲しいです。

労働での資金作りの方が効率的な年収帯だと思いますので、転職等も視野に入れた資産形成を考える方が早いかもしれません。この年収の方は自分を過小評価している可能性が高いので、一度、DODAなどの転職エージェントに登録をして、無料カウンセリングなどで自分の本当の市場価値を第三者に聞いてみた方が良いです。

年収を少し上げると資産形成のスピードが上がりますので一度検討されてみてはいかがでしょうか。

【年収別の資産運用・株式投資】年収300万の資産運用

年収別で考える資産運用・株式投資(おすすめの対処法)_年収300万円2
年収300万円で資産運用を検討する場合、一番困難なのが「最初の資金集め」になるでしょう。理由としては、年収300万円台の多くの方が賞与でまとまった資金を得ることが難しいと思われるからです。この資金の拠出に対しておすすめできる方法論としては2つの方法が考えられます。

  1. まとまった資金を作る(節約)
  2. 積み立て投資などで小額の投資で始める(続ける)

どちらの場合も、毎月の手取りの中から節約して投資資金を生み出せるかがポイントになります。サンプルデータを元に見ていきます。

(参考)年収300万円の手取りと所得税・住民税(目安)

年収300万円の手取り年収 240~260万円
年収300万円の所得税 約6万円
年収300万円の住民税 約13万円
年収300万円の毎月の手取り 20万〜21万円

年収300万円の場合、多少の前後はありますが手取り年収は240~260万ぐらいで月の手取りは約21万円前後になります。日本の新入社員の給与はこの水準が多い思われますので、誰もが一度は経験する年収ゾーンと言えます。

既存の貯金の有無によっても差分はあるでしょうが、ここから生活費を工面する必要がありますので、多くの金額を毎月拠出するというのが難しい年収です。この年収ゾーンが長く続いている方や将来的に上がる見込みのない方は、転職による収入アップも検討に入れた方がいいかも知れません。

資産形成は雪だるまのように徐々に雪玉を大きくしていくものですが、残念ながら最初の雪玉(資金)を作れない場合、転がすこともできません。

「いきなり転職は・・・」という方も多いでしょうが、いきなり転職活動をしなくても、転職エージェントに登録して客観的な自分の市場価値を聞いたり、良い条件のオファーを待つというのはマイナスではありませんので、投資のための手段として登録だけでもしてみてはいかがでしょうか。

◆年収240万から億稼ぐようになったmotoさんの書籍

(参考)年収300万円の家計・家賃等のサンプル

項目 金額
給与収入 21万円
家賃 △6万円
水道光熱費・通信費 △1.5万円
食費・雑費 △5.0万円
残額 8~9万円

では、実際の家計(サンプル)を元に、どのような資産形成に向けて手段が取れるかを考えていきたいと思います。

年収300万で手取りは約21万円。毎月の生活費を12万円程度で抑えられた場合、月に8万円程度の貯金・投資余力があります。こちらの年収は、私の友人でも居ますので該当する方は多いと思いますが、この規模の年収の方の資産形成には、何よりも「コストを下げる」ことが必要です。

上記では月8〜9万円で年間で約100万円の資金が拠出できる想定でおりますが、少しでも余裕のある月に数千円でもいいので捻出して、なんとか一円でも多くの資金を捻出することを目指しましょう。

私の場合は、実家から会社に通えたので最初はスネをかじらせてもらって資金を作りました。

(参考)年収300万円の資産形成モデルケース

年収別で考える資産運用・株式投資(おすすめの対処法)_年収300万円1
※画像クリックで拡大(引用元:2000万円貯めるシミュレーション

先ほどの、家計簿を元に現実的な範囲でシミュレーションしてみました。

【試算前提】
現状資産:0円
目標資産:2,000万円
想定年利:2%
運用期間:30年
→毎月4万円の拠出で到達

この条件の場合、毎月約4万円を投資に振り向けることで30年で2,000万円の資産を形成することができます。先ほどの毎月の可処分所得から生活に必要なコストを引いた金額が8~9万円でしたから、十分カバーできる範囲ですね。年収300万円で資産を作ろうとし場合、この水準は比較的現実的な範囲かと思います。

年収300万円の資産運用・資産形成まとめ

年収300万円の方は”どのように投資を始める資金を作るか”がポイントのように思います。個別株の場合、1銘柄数十万の銘柄もありますので資金が少ないと銘柄の選択肢が狭まるのでその点もデメリットです。

年収が上がる見込みがない方は、転職活動を検討したり、資産の解決策とは言いませんが、夫婦2馬力ですと金銭的にスケールメリットが出ますので婚活して共働きするなどの方法を検討するのも一つの手でしょう。

年収300万の資産運用=「まずは原資を作る」

【年収別の資産運用・株式投資】年収400万の資産運用

年収別で考える資産運用・株式投資(おすすめの対処法)_年収400万円2
年収400万という水準は多くの日本人が当てはまると思います。と言いますのも2017年のサラリーマンの平均年収は418万のようですので、当ブログをご覧になっている方にもこの水準の方は多いのではないでしょうか。

  1. まとまった資金を作る(節約や賞与を利用)
  2. 積み立て投資などで小額の投資で始める(続ける)

基本的な方法論は一緒ですが、この年収になってくると「賞与」というまとまった資金が入ってくるタイミングがあるので、最初の資金作りについては年収300万円よりも選択肢があると言えます。

手取り・家計簿などから考察していきます。

(参考)年収400万の手取りと所得税・住民税(目安)

年収400万円の手取り年収 310~340万円
年収400万円の所得税 約9万円
年収400万円の住民税 約18万円
年収400万円の毎月の手取り 26万〜28万円

年収400万円の手取りの目安は、手取りで310~340万ぐらいでで月の手取りは26万〜28万円ぐらいが目安となります。

年収400万円は日本のサラリーマンの平均年収付近ということで、ここから年収UPというのは役職が必要だったり転職が必要だったりします。ただ内訳を見ると大手中堅企業の場合は平均年収500万円を超えていることも多いので、就業経験を元に転職を狙って500〜600万円の年収にたどり着けると、資産形成においても少し楽になります。

この年収帯の人は平均年収付近ということもあり、採用側も声がかけやすく転職オファーも多いと思いますので、転職エージェントに登録をしてチャンスを伺うのもアリかも知れません。

(参考)年収400万の家計・家賃等のサンプル

項目 金額
給与収入 27万円
家賃 △8万円
水道光熱費・通信費 △2万円
食費・雑費 △6万円
残額 11万円

年収400万で手取りを計算しますと、約27万円の手取りとなります。仮に上記のように生活費を16万円以下で抑えたとすると、月に11万円程度の貯金・投資余力があります。

こちらの金額は、私自身がこの年収のときに都内の一人暮らしで実現していた金額ですので実現可能であると考えますし、都内と府内を除けば、もう少し少ない家賃で生活することも可能だと思います。(ここでは人口の割合を考えて最大値付近で試算します。)

年収400万円の場合、節約などを意識すれば年間100万円以上の拠出は可能だと思いますので100万円単位の拠出を意識して行動することが重要だと思います。

(参考)年収400万の資産形成モデルケース

年収別で考える資産運用・株式投資(おすすめの対処法)_年収400万円1
※画像クリックで拡大(引用元:2000万円貯めるシミュレーション

先ほどの、家計簿を元に現実的な範囲でシミュレーションしてみました。

【試算前提】
現状資産:0円
目標資産:2,000万円
想定年利:2%
運用期間:25年
→毎月5万円の拠出で到達

この条件の場合、毎月約5万円を投資に振り向けることで25年で2,000万円の資産を形成することができます。年収300万円の方に比べると期間は余裕がありますね。毎月5万円というのは年換算で60万円ですので、100万円程度拠出が可能と思われる年収400万円の方でしたら現実的な範囲かと思います。

年収400万のの資産運用・資産形成まとめ

年収400万円の方は最初の資金を拠出できる可能性があり、いつから始めるかがポイントのように思います。安定して年間100万円ぐらいの余力を生み出して、その中からいくら投資に振り向けるか判断できることが重要です。

年収300万円の方と同じく、年収が上がる見込みがない方は、転職活動や夫婦2馬力を目指して婚活をするなども検討された方が良いかと思います。

年収400万の資産運用=「可処分所得-生活に必要なコスト=年間100万円を意識する」

【年収別の資産運用・株式投資】年収500万の資産運用

年収別で考える資産運用・株式投資(おすすめの対処法)_年収500万円2
年収500万で資産形成を考えてみます。2017年のサラリーマンの平均年収を少し超えた水準ですが、大卒などが到達可能な年収となります。大学全入時代を考えるとある程度は平均と呼べる水準かと思います。

この年収の場合、年間で係数が数ヶ月以上の賞与があるか、ボーナスがない場合でも毎月の額面が40万以上ある水準ですので投資に振り向ける余力は確実に存在すると言えます。

また、この年収ですと一定の預貯金もあると思います。

  1. まとまった資金を作る(主に賞与、年俸制の場合は毎月の節約)
  2. 積み立て投資などで小額の投資で始めてみる
  3. 預貯金などから拠出する

基本的な方針は変わらないですが、年収が上がっている分、余力もありますので見ていきましょう。

(参考)年収500万円の手取りと所得税・住民税(目安)

年収500万円の年間の手取り 390~420万円
年収500万円の所得税 約15万円
年収500万円の住民税 約26万円
年収500万円の毎月の手取り 33万〜35万円

年収500万円の手取りの目安は、年間の手取りで390~420万ぐらいで月の手取りが33万〜35万円ぐらいが目安となります。この金額であれば、贅沢をしなければ投資を考えれられる水準にあると思います。

この年収の方は、個人の能力や経験を有していると思いますので、転職市場でも年収UPの可能性が見込める方々です。ある程度の収入を得ているので満足している方もいると思いますが、もう100〜200万円の年収UPも視野に転職を検討してみるのもいいと思います。

(参考)年収500万円の家計・家賃等のサンプル

項目 金額
給与収入 33万円
家賃 △8万円
水道光熱費・通信費 △2万円
食費・雑費 △6万円
残額 17万円

年収500万で手取りを計算しますと、月当たり約33万円の手取りとなります。仮に生活費を年収400万円の人たちと同様に毎月16万以下で抑えたとすると、月に17万円程度の貯金・投資余力があります。

年収が上がると生活レベルが上がってしまうということが懸念されますが、意識してコストを抑えることで、頑張れば年間の余力は200万円程度拠出が可能となります。

(参考)年収500万円の資産形成モデルケース

年収別で考える資産運用・株式投資(おすすめの対処法)_年収500万円1
※画像クリックで拡大(引用元:2000万円貯めるシミュレーション

【試算前提】
現状資産:0円
目標資産:2,000万円
想定年利:2%
運用期間:17年
→毎月8万円の拠出で到達

月約8万円を投資に振り向けることで17年で2,000万円の資産を形成することができます。やはり年収500万円を超えてくると、資産増加のスピードも加速しますね。毎月8万円というのは年間で100万円ぐらいの拠出額になりますので、金額的にはわかりやすい金額ですね。

年収500万円の資産運用・資産形成まとめ

年収500万円の方は年収300〜400万円の方と比べると余力のある水準になります。もう一段年収を上げられると更に楽になりますが、年収が仮にステイでも充分投資を検討できる水準です。

年収500万円の資産運用=「可処分所得-生活に必要なコスト=年間200万円を意識する」

【年収別の資産運用・株式投資】年収600万の資産運用

年収別で考える資産運用・株式投資(おすすめの対処法)_年収600万円2
年収600万で資産形成を考えてみます。この水準はお一人の場合、中小企業の役職者や大企業の中堅社員の年収水準だと思います。お一人では全員がたどり着くとは言い切れない年収水準ですが、夫婦など2馬力で稼いだ場合は充分到達可能な水準です。

この年収の場合、年間で係数が数ヶ月以上の賞与があるか、毎月の額面が大きいか、夫婦2馬力で月の収入が大きい方となると思います。

  1. まとまった資金を作る(主に賞与、年俸制の場合は毎月の節約)
  2. 積み立て投資などで小額の投資で始めてみる
  3. 預貯金などから拠出する
  4. 夫婦2馬力の場合は、コスト削減と家計全体からの拠出額を意識する

(参考)年収600万の手取りと所得税・住民税(目安)

年収600万円の手取り年収 470~525万円
年収600万円の所得税 約35万円
年収600万円の住民税 約25万円
年収600万円の毎月の手取り 39万〜43万円

年収600万円の手取りの目安は、年間の手取りで470~525万ぐらいで月の手取りが39万〜43万円ぐらいが目安となります。

かなり、投資などを検討する余力などが生まれてくる水準ですね。

(参考)年収600万円の家計・家賃等のサンプル

項目 金額
給与収入 42万円
家賃 △10万円
水道光熱費・通信費 △2万円
食費・雑費 △8万円
残額 22万円

年収600万で手取りを計算しますと、月当たり約42万円の手取りとなります。この年収に到達してくると出ていくお金も少しは多くなる可能性があります。(後輩・部下ができて諸経費UPしたり、パフォーマンス向上のため職場近くに住んだり)

試算上は生活費も増やした上で考えてみましたが、それでも月当たり20万円を超える余力が生まれ、かなり選択肢が増えると思います。

(参考)年収600万円の資産形成モデルケース

年収別で考える資産運用・株式投資(おすすめの対処法)_年収600万円1
※画像クリックで拡大(引用元:2000万円貯めるシミュレーション

【試算前提】
現状資産:0円
目標資産:2,000万円
想定年利:2%
運用期間:14年
→毎月10万円の拠出で到達

月10万円程度拠出できると、2,000万円には14年で到達できる可能性があります。やはりある程度資金を用意できると資産形成のスピードは加速します。この年収帯は多くの人が目指せる水準(独力or2馬力)ですので、これぐらいの水準は目指したいところです。

年収600万円の資産運用・資産形成まとめ

年収600万円の方は、余力も充分に拠出可能ですので多くの選択肢があると思います。年間200万円以上を目標に資産形成を狙っていきましょう。

年収600万円の資産運用=「可処分所得-生活に必要なコスト=年間200万円以上を意識する」

【年収別の資産運用・株式投資】年収700万の資産運用

年収別で考える資産運用・株式投資(おすすめの対処法)_年収700万円2
年収700万で資産形成を考えてみます。東証一部企業の平均年収に近い水準で、到達できる人は限られると思います。しかし、税金もこの辺りから上がってきますので、基本的な考え方は年収600万円の方と同じで良いと思います。

夫婦2馬力の場合は、男女の平均年収の足し算がちょうどこの辺りの水準ですので、一つの目安となるのではないでしょうか。

  1. まとまった資金を作る(主に賞与、年俸制の場合は毎月の節約)
  2. 積み立て投資などで小額の投資で始めてみる
  3. 預貯金などから拠出する
  4. 夫婦2馬力の場合は、コスト削減と家計全体からの拠出額を意識する

(参考)年収700万の手取りと所得税・住民税(目安)

年収700万円の手取り年収 537~572万円
年収700万円の所得税 約42万円
年収700万円の住民税 約43万円
年収700万円の毎月の手取り 44万〜49万円

(参考)年収700万円の家計・家賃等のサンプル

項目 金額
給与収入 47万円
家賃 △11万円
水道光熱費・通信費 △3万円
食費・雑費 △10万円
残額 23万円

(参考)年収700万円の資産形成モデルケース

年収別で考える資産運用・株式投資(おすすめの対処法)_年収700万円1
※画像クリックで拡大(引用元:2000万円貯めるシミュレーション

【試算前提】
現状資産:0円
目標資産:2,000万円
想定年利:2%
運用期間:13年
→毎月11万円の拠出で到達

月11万の拠出金額にすると、13年で2,000万達成の可能性があります。月10万円を超えてくると毎月の家計にとっては大きな負担感にはなりますが、賞与がある方は、賞与も絡めた拠出を意識すると良いと思います。

年収700万円の資産運用・資産形成まとめ

年収700万円の方は、一人であれば充分な収入水準です。夫婦2馬力の場合も片方が平均年収以上か、双方がフルタイムで得られるぐらいの収入となるので、投資に振り向ける余力としては恵まれている方です。

この余力をうまく扱えるかがポイントでしょう。

年収700万円の資産運用=「可処分所得-生活に必要なコスト=年間250万円以上を意識する」

【年収別の資産運用・株式投資】年収800万の資産運用

年収別で考える資産運用・株式投資(おすすめの対処法)_年収800万円2
年収800万で資産形成を考えてみます。ここまで来ると上位数%の年収となりますので、ある程度の金融リテラシーも有している、もしくは独力である程度調べがついているのではないかと思います。

夫婦2馬力でも到達できる水準ですので、この水準まで目指せると資産形成はだいぶ捗ります。

基本的には預貯金からの捻出が重要かと思います。

  1. まとまった資金を作る(主に賞与、年俸制の場合は毎月の節約)
  2. 預貯金などから拠出する
  3. 夫婦2馬力の場合は、コスト削減と家計全体からの拠出額を意識する

(参考)年収800万の手取りと所得税・住民税(目安)

年収800万円の手取り年収 603~654万円
年収800万円の所得税 約58万円
年収800万円の住民税 約51万円
年収800万円の毎月の手取り 50万〜55万円

(参考)年収800万円の家計・家賃等のサンプル

項目 金額
給与収入 53万円
家賃 △12万円
水道光熱費・通信費 △3万円
食費・雑費 △12万円
残額 28万円

(参考)年収800万円の資産形成モデルケース

年収別で考える資産運用・株式投資(おすすめの対処法)_年収800万円1
※画像クリックで拡大(引用元:2000万円貯めるシミュレーション

【試算前提】
現状資産:0円
目標資産:2,000万円
想定年利:2%
運用期間:11年
→毎月13万円の拠出で到達

年収800万の方は拠出額さえ出せれば11年という短い期間で老後資金を作れる可能性があります。

年収800万円の資産運用・資産形成まとめ

年収800万円の方は、到達できる人が限られる年収水準です。多くの人は夫婦2馬力の場合、双方がフルタイムで得られるぐらいの収入となるので、投資に振り向ける余力としては恵まれている方です。

年収800万の資産運用=「可処分所得-生活に必要なコスト=年間300万円を意識する」

【年収別の資産運用・株式投資】年収900万の資産運用

年収別で考える資産運用・株式投資(おすすめの対処法)_年収900万円2
年収900万で資産形成を考えてみます。年収800万の方同様に、ここまで来ると上位数%の年収となりますので、ある程度の金融リテラシーも有している、もしくは独力である程度調べがついているのではないかと思います。

一方で税負担もタイトになってきますので、無駄遣いは避けねばなりません。また夫婦2馬力でも到達が難しくなる可能性がある水準です。

  1. まとまった資金を作る(主に賞与、年俸制の場合は毎月の節約)
  2. 預貯金などから拠出する
  3. 無駄遣いを避ける

(参考)年収900万の手取りと所得税・住民税(目安)

年収900万円の手取り年収 668~725万円
年収900万円の所得税 約74万円
年収900万円の住民税 約59万円
年収900万円の毎月の手取り 55万〜60万円

(参考)年収900万円の家計・家賃等のサンプル

項目 金額
給与収入 59万円
家賃 △12万円
水道光熱費・通信費 △3万円
食費・雑費 △13万円
残額 31万円

(参考)年収900万円の資産形成モデルケース

年収別で考える資産運用・株式投資(おすすめの対処法)_年収900万円1
※画像クリックで拡大(引用元:2000万円貯めるシミュレーション

【試算前提】
現状資産:0円
目標資産:2,000万円
想定年利:2%
運用期間:10年
→毎月15万円の拠出で到達

月15万の拠出をすると10年という短めの期間で2,000万に到達する可能性があります。月15万の拠出となると簡単ではありませんが、一方で年収900万あればできなくはないです。

年収900万円の資産運用・資産形成まとめ

年収900万ともなりますと、選択肢はかなり豊富です。また多くのかたが預貯金があると思いますので、余剰資金でいつ始めるか、ぐらいかと思います。一方で大きな資産を作るには複利での運用は不可欠ですので、継続的な入金なりパフォーマンスが必要でしょう。

【年収別の資産運用・株式投資】年収1,000万の資産運用

年収別で考える資産運用・株式投資(おすすめの対処法)_年収1000万円2
年収1,000万で資産形成を考えてみます。1千万プレイヤーというように形容されます。しかし、月々の拠出額を見てもめちゃくちゃリッチとは言えない水準ですので、基本的には無駄を省いて、投資に充てるというのが重要かと思います。

  1. まとまった資金を作る(主に賞与、年俸制の場合は毎月の節約)
  2. 預貯金などから拠出する
  3. 無駄遣いを避ける

(参考)年収1,000万の手取りと所得税・住民税(目安)

年収1,000万円の手取り年収 737~791万円
年収1,000万円の所得税 約92万円
年収1,000万円の住民税 約68万円
年収1,000万円の毎月の手取り 61万〜66万円

(参考)年収1,000万円の家計・家賃等のサンプル

項目 金額
給与収入 64万円
家賃 △13万円
水道光熱費・通信費 △3万円
食費・雑費 △14万円
残額 34万円

(参考)年収1,000万円の資産形成モデルケース

年収別で考える資産運用・株式投資(おすすめの対処法)_年収1000万円1
※画像クリックで拡大(引用元:2000万円貯めるシミュレーション

【試算前提】
現状資産:0円
目標資産:2,000万円
想定年利:2%
運用期間:9年
→毎月17万円の拠出で到達

年収1,000万のケースです。流石に稼いでいるだけあって試算上は9年という短い期間で2,000万円に到達する可能性があります。

年収1,000万円の資産運用・資産形成まとめ

年収1,000万ある方については、かなりの能力も有していると思いますので、その能力を投資の世界でも如何なく発揮していただくことが重要かと思います。

【年収別の資産運用・株式投資】まとめ

年収 月の拠出額 2,000万円への到達期間
200万円 3万円 33年
300万円 4万円 30年
400万円 5万円 25年
500万円 8万円 17年
600万円 10万円 14年
700万円 11万円 13年
800万円 13万円 11年
900万円 15万円 11年
1,000万円 17万円 9年

※想定年利:2%(複利で試算)

各年収毎に資産2,000万円への到達スピードを試算してまいりました。当たり前ですが年収が大きいほど拠出額も大きくなり、資産成長のスピードが加速します。

特に年収500万円からの加速が大きいので、平均年収を超えてくることが資産形成のポイントではないでしょうか。